2012年5月4日金曜日

鋼の錬金術師 マンガの最後で

鋼の錬金術師 マンガの最後で

鋼の錬金術師 マンガの最後で これからはもらった10を11にして他者に渡す みたいなことをいってましたが これは作者が 映画「ペイ・フォワード」とか

モースの贈与論 とかを知ってたんですか?



純粋資本主義は限界だ、これからは社会的リソースを持っている人がどんどん「贈与」で社会を回していこうよ、っていいたいんですか?



少なくとも関係ありますよね?



今の世の中はなんでも市場原理とか等価交換とか持ち込みすぎだとおもいます



だって労働は等価交換じゃありません はたらいたぶんと等価の給料をはらっていたら会社は投資も貯金もなにもできません







ペイフォワード。懐かしいですね。



私も同じことを思いました。荒川氏が現実社会においての主張を遠まわしにされていたかどうかは分かりかねますが、少なくとも作品中において贈与論を意識はされていたと思います。根本が有名な論ですし、ペイバックではなく、ペイフォワードという概念は等価交換との概念に反します故に、錬金術をテーマに描く漫画家ならば当然目を通しているでしょう。それらは社会主義ともまた違いますが、人を通じ新たな人と世の回し方を提唱した概念ですから、荒川氏自身が日本のキャピタリズムに問題を訴えているのかは微妙ですが、結果論として最低限の関係性は生まれたかと感じました。








荒川さんは資料を大分読むタイプの漫画家さんですし(マニアックな本を古本屋で買って特定されたことがある)、多分様々なジャンルの本を読んでらっしゃると思います。

後、漫画の絵の構図が映画のワンシーンのようであることもあり、映画も好きなんじゃないかなと個人的に思ってみたりする。

(一巻でB級映画うんぬん言っていたし。これ以外にも映画に関する発言があったような気がするけど、忘れた)

作者が意識したかどうかはわかりませんが、知っていた可能性は高いでしょうね。







間違いなく知っていると思いますよ。

何が欲しいというインタビューに対して



「国立国会図書館・・・本読み放題」



と答えたそうです。かなり知的好奇心の旺盛な方ですので、各学問についてかなりのレベルで精通しているものと思います。







知っていたんじゃないですか?

漫画家さんはたくさん勉強していますから

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