鋼の錬金術師のアニメで一作目と二作目の声優が大幅に変更された理由をおしえてください。
鋼の錬金術師のアニメは、一作目と二作目と大幅に声優が変更されました。個人的には、ロイ・マスタングの声優が変更されたのが残念でなりません。
で
何故、このように変更されたのでしょうか。自分でネットで調べた限りでは、有益な情報を得られませんでした。(自分ではコストカットなどを想定していたのですが、エドやアルも無名の変更するはずなのでその説はないと理解できました)
そこで、声優が大幅に変更された理由が知りたいので教えてください。いったい誰がどういう目的で変更したと考えるのが合理的なのでしょうか。
よろしくお願いします。
単独で決めたわけではなく相談は重ねられたと思いますが、音響監督の三間雅文さんの判断で変わる事になりました。
三間さんは2003年版アニメの方も担当されている方で、継続スタッフとなります。マスタング役に大川さんを選んだのも、三木さんを選んだのも、最終的には三間さんという事になります。
三間さんは「鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST オフィシャルガイドブック」の中で、マスタング役とリザ役の声優変更についてこう触れています。
「気を使ったのはロイとホークアイでした。多大な期待と思い入れを背負ったキャラクターだし、前回のアニメ版とキャスティングが変わったという事も含めて、三木さんと折笠さんは相当なプレッシャーだったと思う。
だから僕の役割として"変えた意味がある"という事をしっかりと説明しました。
今回のロイとホークアイは、まだ青臭さを残したところから、徐々に成長していくところをきちんと描写していきたかった。
それは、前のアニメ版と比べてどちらがどうということではなく、違う作品を"新しく作る"ということです」
大川さんは低めで渋くて貫禄のある声をしている方です。それは「大佐」という階級の重みを、30歳というマスタングの実年齢より優先した結果のキャストだと聞きます。
2003年版アニメでは、大佐以上の階級を持つキャラはほとんど出ません。また、30歳より上のキャラクターもさほどマスタングに関わりません。階級の上でも年齢の上でも、父母キャラを除けばマスタングはほとんどの場合、年かさのある人物として描かれます。そのため、貫禄のある声が必要とされました。
しかし、2009年版のマスタングはそうではありません。准将、少将、他にも正確な階級は不明ですがマスタングよりも上の階級の人間がいくらでも出てきます。メインキャラクターの年齢層が広く、30歳なんてまだまだ若者扱いで、青臭いだの青二才だのよく言われます。
そんなキャラクターに、貫禄があるからと選ばれた大川さんの声があうでしょうか?
上官たちには渋い声のキャラクターたちがたくさんいますが、その上官たちより渋い声をしている人物が「若造」と呼ばれる光景はかなり奇妙なものではないでしょうか?
「大川さんなら演じられる」と思う方もいるでしょうが、三間さんは、大川さんより三木さんの方が適役と判断したのでしょう。
個人的には、2003年版のマスタングは「どうしてこのキャラがロイ・マスタングを名乗っているんだろう」と疑問に思えるほど原作とは全く思想も性格も異なるキャラクターとなっていたので、2003年版の声優を継続する必要性は感じませんでした。
エドワードやアルフォンスなど、継続キャストたちも全く新しいキャラクターとしてキチンと演じ分けを行ってくれていたので、もしかしたら大川さんも継続されていたらちゃんと新しい演技を見せてくれていたかもしれませんが。
理由は発表されてないので、これはあくまで私の合理的解釈です。まず、2作目は1作目の続編では無いわけです。スタッフも違います。つまり、同じ原作を使ったそれぞれ別個の作品と理解すれば、キャストが違っても不思議ではないと思います。
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